海外訓練 国別比較
6つの国と地域を、同じ軸で並べました。数字は学校が公表しているものだけです。
2026年8月 時点の公表額です。為替で大きく動くので、円換算は費用シミュレーターでご自身のレートを入れてください。出願前に各校の最新資料でご確認を。
| 国・地域 | 費用の目安 | 期間 |
|---|---|---|
| 米国 FAA | US$68,310 〜 95,000(ゼロから事業用・教官まで) | 11ヶ月 〜 15ヶ月 |
| オーストラリア CASA | AUD 92,394(Basair・事業用)/AUD 80,000〜120,000+(Learn To Fly) | 10ヶ月(飛行170時間+理論199時間) |
| ニュージーランド NZ CAA | NZ$38,859(自家用)/NZ$144,725(Airline Preparation) | コースにより異なる(事業用まで最大52週の学校も) |
| カナダ Transport Canada | 自家用 CAD 18,412 / 事業用 CAD 24,870 / 多発+計器 CAD 17,020(PFC) | 自家用 最短4ヶ月/事業用 フルタイムで1年以内 |
| ヨーロッパ EASA | €110,500(BAA・ATPL Integrated)/€129,500(FTEJerez) | 18〜22ヶ月 |
| フィリピン CAAP | US$50,000 〜 70,000(ゼロから事業用まで) | フルタイムで約10〜12ヶ月 |
米国FAA
- 費用
- US$68,310 〜 95,000(ゼロから事業用・教官まで)
- 期間
- 11ヶ月 〜 15ヶ月
- 在留資格
- M-1(職業訓練)または F-1(学生)
- ・日本人向けのページを設け、I-20の発行や住居の手配まで支援する学校があります(Pelicanは日本人特別価格を掲示)。
- ・F-1で入り、卒業後に教官として働きながら飛行時間を積む道があります。時間を稼ぎたい方が選ぶルートです。
- ・日本の大学の海外提携先も、多くが米国です(東海大=ノースダコタ大学/桜美林大=CAE Phoenix/第一工科大=PANAM/千葉科学大=Hillsboro)。
- ・2026年以降のM-1発給停止(37カ国)に、日本は含まれていません。
オーストラリアCASA
- 費用
- AUD 92,394(Basair・事業用)/AUD 80,000〜120,000+(Learn To Fly)
- 期間
- 10ヶ月(飛行170時間+理論199時間)
- 在留資格
- 学生ビザ Subclass 500
- ・日本の航空会社との関係が濃い国です。Flight Training Adelaideは、JALエクスプレス・スカイマーク・J-AIRの訓練実績を公式に掲載しています。
- ・ただしそれらは航空会社の委託訓練生で、自費の個人とは別枠です。同じ枠で入れると考えないでください。
★閉校・破綻が起きている国です。Soar Aviationは2020年12月に経営破綻(訓練品質をめぐり集団訴訟)、China Southern West Australian Flying Collegeは清算中。古いまとめ記事には、今も募集中のように載っています。
ニュージーランドNZ CAA
- 費用
- NZ$38,859(自家用)/NZ$144,725(Airline Preparation)
- 期間
- コースにより異なる(事業用まで最大52週の学校も)
- 在留資格
- 学生ビザ
- ・Nelson Aviation Collegeは2025年の料金を公表しています(宿泊は週NZ$340)。
- ・Ardmore Flying Schoolには日本語の窓口があります。
- ・Massey Universityのように、学位と操縦資格を同時に取る道もあります。
★CTC Aviation/L3Harris Airline Academy(ハミルトン)は2021年2月に閉校し、2025年6月に清算が確定しています。日本語の情報がまだ多く残っているので注意してください。
カナダTransport Canada
- 費用
- 自家用 CAD 18,412 / 事業用 CAD 24,870 / 多発+計器 CAD 17,020(PFC)
- 期間
- 自家用 最短4ヶ月/事業用 フルタイムで1年以内
- 在留資格
- 就学許可(DLI認定校であることが条件)
- ・掲載している中では、費用がもっとも抑えられている国です。
- ・Professional Flight Centerはサイト全体が日本語に対応しています。
学校によっては、主力コースが国内学生に限られていることがあります(Sault Collegeなど)。出願前に、国際学生を受け入れているかを必ず確認してください。
ヨーロッパEASA
- 費用
- €110,500(BAA・ATPL Integrated)/€129,500(FTEJerez)
- 期間
- 18〜22ヶ月
- 在留資格
- 国により異なる(未確認)
- ・費用は高めで、期間も長くなります。
- ・★ルフトハンザ(European Flight Academy)は、公式FAQにEU・スイス・EFTAの市民権が前提と明記されており、日本国籍では応募できません。
★日本人が入れるかどうかが、最も不透明な地域です。FTEJerezは申込フォームでEU/UKの就労権を問われます。CAE・BAA・Airwaysについても、日本国籍の受け入れ可否を当方では確認できていません。問い合わせが必須です。
フィリピンCAAP
- 費用
- US$50,000 〜 70,000(ゼロから事業用まで)
- 期間
- フルタイムで約10〜12ヶ月
- 在留資格
- 就学許可(SSP)→ 学生ビザ(9F)
- ・距離が近く、費用も抑えられます。All Asia Aviation Academyは経営が日本人で、名古屋に日本の窓口があります。
- ・WCC Aviationは日本語を含む多言語プログラムを掲げています。
⚠️留学系ブログにある「300万〜350万円」は、公式値(US$50,000〜70,000=およそ750〜1,050万円)と大きく離れています。金額の桁が違うので、必ず学校の公表値で確認してください。
そして、いちばん大事なこと。日本の免許への書き換え
海外で取った免許は、そのままでは日本で使えません。 日本の技能証明を得るには、試験科目の免除を申請する手続きが必要です (根拠:航空法施行規則 第50条)。
- ・自家用は、学科・実地とも免除を申請できます(自動ではなく審査があります)
- ・事業用について、実地の全部免除にあたるルートは見つけられませんでした
- ・米国の学校(Pelican)は「海外で訓練した日本人は、通常は日本で学科と実地を受ける」と明記しています
ここで見た説明を根拠に、2,000万円の判断をしないでください。 実際に検討される際は、航空局へ直接ご確認ください。
なぜ断定を避けているか/まだ分かっていないことひらく
国土交通省の該当ページが工事中で本文を読むことができず(2026年8月時点)、条文の最終確認が できていません。個人のブログにある「FAAからの書き換えは学科が航空法規1科目だけ、実地は免除」 という説も、公的な資料では確認できませんでした。
身体検査についても未確認です。外国で受けた航空身体検査の証明を、日本の証明としてそのまま認めるという記載は確認できません でした。確認でき次第このページを更新します。
掲載した費用・期間・条件は 2026年8月 時点のものです。出願前に、必ず学校と航空局に ご自身で確認してください。誤りに気づかれた方はお知らせください。訂正します。